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機械学習の使い方の学び方

How to Learn How to Use Machine Learning

西尾理志

西尾理志 正員 東京工業大学工学院情報通信系

Takayuki NISHIO, Member (School of Engineering, Tokyo Institute of Technology, Tokyo, 152-8550 Japan).

電子情報通信学会誌 Vol.105 No.9 pp.1162-1164 2022年9月

©電子情報通信学会2022

1.は じ め に

 第三次人工知能ブームに伴い,機械学習は多くの研究者や技術者の興味を集めている.筆者の主な研究コミュニティである無線通信界隈でも機械学習,特に深層学習の応用に関する様々な検討がなされ,盛り上がりを見せている.日々発表や報道される華々しい成果を見るにつけ,その無限に見える可能性に興味を抱く学徒も多くいることだろう.幸いにも,現在は多くの書籍やOCW(Open Course Ware),有償・無償のチュートリアル講座から機械学習に関する情報を得ることができる.しかし,いざ機械学習人材にならんとしても,無数の選択肢の中からどれを使って何から学び始めればよいか分からない状況にある.

 そこで本稿では,機械学習の応用分野の初学者,特に学生を対象に,機械学習応用のスタート地点に立つための機械学習の使い方を身につける方法について筆者のごく個人的な経験と独断に基づいた考えを述べる(図1).ここで言う使い方とは,①データに対し機械学習ライブラリを使って学習を実行できること,②解きたい課題を機械学習問題に落とし込む,あるいは,機械学習でうまく解ける問題を見いだすこと,である.本稿では主に前者について述べ,後者は筆者の気持ちのみとなることをあらかじめ御容赦願いたい.


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