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かれこれ15年近く,男女共同参画活動に関わっている.女性研究者は以前より働きやすくなり,周りの理解も進んできているように感じるが,女性研究者がすごく増えているとは言えない.どうしたら女性研究者が増えるのか? 私の活動を振り返りながら考えてみようと思う.
私の勤務する奈良先端科学技術大学院大学は,理系だけの大学院大学で,女性教員は少ない.教員数は男女合わせて200名強で,そのうち,女性は約13%の27名だけで,教授・准教授に限ると,女性教員の割合は半分以下の6%になる.
2008年に,女性研究者支援を行う国の補助金に応募することになり,申請書を取りまとめることになった.女性教員支援,意識啓発活動など,様々なアイデアを詰め込んだ申請が採択され,男女共同参画室を設立し,大学としての男女共同参画活動が始まった.女性研究者スタートアップ支援,子育て教員へのアカデミックアシスタント配置,子連れ出張支援,リモートワークの環境整備,女性休憩室など,今では多くの大学が取り入れている支援をいち早く始めることができたことは自負できると思う.
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