ニュース解説 超高感度で動作する導波路形フォトトランジスタを開発――次世代の光電融合コンピューティングの実現に向けて――

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Vol.106 No.5 (2023/5) 目次へ

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最近の新聞等で報道された技術情報を深める ニュース解説

◆今月のニュース解説

超高感度で動作する導波路形フォトトランジスタを開発

 ――次世代の光電融合コンピューティングの実現に向けて――

 Development of Ultrahigh Responsivity Waveguide Phototransistor: Toward Next-generation Computing with Photonics and Electronics Convergence

カフェ酸を用いた電極仕事関数の増加

 ――電極表面に並ぶことで有機半導体に流す電流を大幅に増加――

 Increasing Electrode Work Function Using Caffeic Acid

深紫外レーザダイオード室温連続発振の達成

 Realization of Room Temperature Continuous-wave Lasing of Deep-UV Laser Diode

ウェーハレベルLD励起固体面発光レーザ

 ――世界最小サイズのkW超ピークパワーレーザを実現――

 Wafer-level Diode-pumped Solid-state Surface-emitting Laser

超高感度で動作する導波路形フォトトランジスタを開発

――次世代の光電融合コンピューティングの実現に向けて――

 東京大学及びSTマイクロエレクトロニクスのグループは共同で,シリコン光導波路中を伝搬する光信号を1兆分の1Wと極めて微弱な強度でも検出可能なフォトトランジスタの開発に成功した.シリコン光回路中の光信号のモニタリングが容易になることから,深層学習や量子計算用の大規模シリコン光回路の高速制御が可能となり,半導体微細化を超えた光電融合コンピューティングへの応用が期待される.


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