会長対談 NICTは,国の研究機関として産官学を強力に推進――Beyond 5Gに向けて1,000億円越えを通信・情報を中心にファンディング――

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Vol.107 No.12 (2024/12) 目次へ

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会長対談 NICTは,国の研究機関として産官学を強力に推進

(2024年8月29日 NICT日本橋オフィスにて開催) 

出席者

 徳田英幸 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)理事長

 山中直明 電子情報通信学会会長  慶應義塾大学未来光ネットワークオープン研究センター所長,特任教授

 中村 元 電子情報通信学会副会長 (株)KDDI総合研究所代表取締役所長

[山中] おはようございます.本日はNICT情報通信研究機構の徳田理事長をお迎えして,今後の学会に期待すること,それから情報通信に対するお考えについて対談をしたいと思います.

[徳田] 改めまして,NICT理事長の徳田です.本日は山中先生にNICT日本橋イノベーションセンターに来て頂いて,対談をさせて頂いております.まず自己紹介ですけど,私は2017年にNICTに着任しました.その前は28年間慶應義塾大学で教育研究に携わっていました.その前は,1983年にCMU-CSDで研究職を取ったのが,PhDが終わって最初の職です.実は,1977年頃の慶應義塾では工学部しかなく,コンピュータサイエンスを勉強したい場合には海外でないと後期博士課程の勉強ができませんでした.そこで私の恩師の相磯秀夫先生と相談して,当時分散システムの研究が盛んであったトロントから西に100kmぐらいにあるウォータールー大学の計算機科学科に留学しました.そこには,カナダ政府が作ったコンピュータコミュニケーションズネットワークグループCCNGというパケットスイッチングネットワークの研究所があり,所長のEric Manning教授から研究員兼ドクターの学生という立場で,給料をもらいながら勉強をさせて頂きました.非常にラッキーでした.

NICT 徳田理事長

電子情報通信学会 山中会長

電子情報通信学会 中村副会長


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