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(2024年9月20日 JST東京本部にて開催)
出席者
橋本和仁 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)理事長
山中直明 電子情報通信学会会長 慶應義塾大学未来光ネットワークオープン研究センター所長,特任教授
大橋弘美 電子情報通信学会副会長 古河電気工業株式会社次世代フォトニクス事業創造プロジェクトチーム副チーム長
[山中] 今日は国立研究開発法人科学技術振興機構(以下JST)の橋本理事長と対談をさせて頂きます.それではまず橋本先生から自己紹介,バックグラウンドなどを御紹介頂ければと思います.
[橋本] JSTの橋本です.対談にお招き頂きましてありがとうございます.私自身は元々化学分野の研究者で,大学院修士を修了後,岡崎の分子科学研究所に9年ほどおりました.その後,東大で講師,助教授,教授を務め,つくばの物質・材料研究機構(NIMS)の理事長を経て,2年半ほど前にJSTの理事長として着任しております.また,これまで政府の産業競争力会議の議員を4年弱務め,また,総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)議員も9年間務めておりました.現在は総理大臣の科学技術顧問も務めております.このように研究,組織マネジメント,政策立案の経験を持っていますので,それらを研究費の配分というファンディングエージェンシーの業務に生かしたいと思っています.すなわち,研究現場の情報を正確に政策に反映させ,また,政策の正確な意図と情報を研究者や研究組織に伝え,新たなファンディングの仕組みも提案し作っていくことが重要な職務と考えています.
[山中] ありがとうございます.もう一人,メンバーを紹介します.大橋副会長です.
[大橋] 電子情報通信学会で副会長を務めております大橋です.私自身の経験は研究所で,半導体レーザ等を中心としたデバイス研究開発をやってきまして,現在は研究開発マネジメントをやっています.
[山中] 私は電子情報通信学会の会長を務めております慶應義塾大学の山中でございます.実は橋本先生とは今,JSTで国際化を推進するプログラムを担当しておりまして,今日その話をしようと思っています.大橋副会長は本会の国際担当で,本会も国際化の中で悩んでいます.その3人で本会,特に国際化を含めて議論できればと思っています.
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