スマートグラスで4Kを実現可能にする可視光フルカラーレーザ制御デバイスを開発

――スパッタ法によるニオブ酸リチウム薄膜を用いて，従来の可視光レーザと比較して，10倍以上高速な可視光制御を実現――

　TDK株式会社は，ニオブ酸リチウム（LiNbO₃）薄膜を用いたスマートグラス用可視光フルカラーレーザ制御デバイスの開発に世界で初めて成功した．同社が開発した可視光フルカラー制御デバイスは，スパッタ法によるニオブ酸リチウム薄膜で形成されたMach-Zehnder Interferometer（MZI）変調部と合波部から構成されており，赤（638nm），緑（520nm），青（450nm）の三つのレーザ光を，三つそれぞれMZIに導入し，MZIに電圧を印加することで位相をシフトさせ，各色の強度をアナログ的に制御，それら各色が合波部で合波されることで，フルカラーの一本のレーザビームとしての出力を可能としたものである（図1）．

図1　ニオブ酸リチウム薄膜を用いた可視光フルカラー制御デバイス

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ニュース解説 スマートグラスで4Kを実現可能にする可視光フルカラーレーザ制御デバイスを開発――スパッタ法によるニオブ酸リチウム薄膜を用いて，従来の可視光レーザと比較して，10倍以上高速な可視光制御を実現――

スマートグラスで4Kを実現可能にする可視光フルカラーレーザ制御デバイスを開発