エンジニア・研究者から見た子育て・育児支援――連載にあたって――

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Vol.108 No.4 (2025/4) 目次へ

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 解説 

エンジニア・研究者から見た子育て・育児支援

――連載にあたって――

川端明生

 2024年6月5日に厚生労働省から2023年の出生者数の発表があり,各種メディアにて過去最低水準を更新とのニュースが連日報道された.同日,少子化対策関連法案が参院本会議で可決され,法案として成立した.自分に目を向けてみると,一番下の娘が大学生となり子育てという役割は,そろそろ終わりつつある.振り返ってみると,今となっては本当に申し訳ない気持ちだが,妻が子供の面倒を見てくれると思っていたし,実際,妻も子育てを優先してくれた.自分なりには育児に協力しているつもりでいたが,やはり妻に頼った子育てだったと思う.中学生に入る前ぐらいまでは,パートとの両立でさえ肉体的にも精神的にも本当に大変そうだった.都合の良いサポートしかしていない自分でさえ,時間のなさと寝不足で当時の記憶が曖昧なぐらいである.特に,育児を第三者に依存することの子供と自分への罪悪感もあり,過度に頑張り過ぎていた気がする.


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