ニュース解説 強磁性窒化鉄において磁気ひずみの巨大変調を実証――フレキシブルなスピントロニクス素子のための新材料として期待――

電子情報通信学会 - IEICE会誌 試し読みサイト
Vol.108 No.9 (2025/9) 目次へ

前の記事へ次の記事へ


最近の新聞等で報道された技術情報を深める ニュース解説

強磁性窒化鉄において磁気ひずみの巨大変調を実証

――フレキシブルなスピントロニクス素子のための新材料として期待――

 東北大学と物質・材料研究機構の研究グループは,強磁性窒化鉄(Fe4N)の薄膜が大きな磁気ひずみを示すこと,Feの一部をCoで置き換えることで磁気ひずみの符号が反転するほど磁気ひずみを大きく変調できること,更に実験結果と理論計算を比較することで大きな磁気ひずみが得られるメカニズムを解明した(注1)

 電子の持つ電荷とスピンの性質を同時に使うスピントロニクスは,近年,ウェアラブルデバイスやシート状のひずみセンサなどフレキシブルな素子応用を指向した新展開を見せており(フレキシブルスピントロニクス),強磁性材料において「大きな磁気抵抗効果」と同時に,ひずみに対して磁石の特性が敏感に変化するように「磁気ひずみを変調すること」が求められている.


続きを読みたい方は、以下のリンクより電子情報通信学会の学会誌の購読もしくは学会に入会登録することで読めるようになります。 また、会員になると豊富な豪華特典が付いてきます。


続きを読む(PDF)   バックナンバーを購入する    入会登録

  

電子情報通信学会 - IEICE会誌はモバイルでお読みいただけます。

電子情報通信学会誌 会誌アプリのお知らせ

電子情報通信学会 - IEICE会誌アプリをダウンロード

  Google Play で手に入れよう

本サイトでは会誌記事の一部を試し読み用として提供しています。