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――1.8倍の電力効率でIoT機器の省電力化を加速――
東京科学大学の研究チームは,Beyond 5G時代における多様なIoT機器への無線通信機能の搭載に向けて,高い電力効率と線形性を両立するSub 6GHz帯対応新型ディジタル送信機CMOS ICを開発した.
従来のディジタル送信機は多ビットのAM(振幅)成分とPM(位相)成分を生成するためにCORDIC(注1)演算や多ビットのディジタル時間変換器(DTC: Digital to Time Converter)制御など複雑な構成を必要とした(図1).これにより,消費電力が増大し,設計の自由度が制約されるという課題があった.更に,増幅器の線形性を確保するためにディジタルひずみ補償(DPD: Digital PreDistortion)技術が用いられていたが,DPD自体が大きな計算負荷を伴い電力消費が増えることに加え,動作周波数や変調方式変更時に再設計が必要になるなど,柔軟性に欠けるという課題もあった.
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