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Vol.109 No.7 (2026/7) 目次へ

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タイトル

IEICE・IEEE Student Branchによる合同ワークショップ

Joint Workshop by IEICE and IEEE Student Branches

日野原光二

日野原光二 学生員 東北大学大学院情報科学研究科応用情報科学専攻

Mitsuni HINOHARA Student Member(Graduate School of Information Sciences,Tohoku University, Sendai-shi, 980-8579 Japan).

電子情報通信学会誌 Vol.109 No.7 pp.608–609 2026年7月

© 2026 電子情報通信学会

1.IEICE東北大学SBに関して

1.1 ‌活動理念

 IEICE東北大学Student Branch(以下,SB)は,IEICEに所属する学生に向けたコミュニティの提供と事業営業を通じた自己研鑽を目的として活動しています.特に,企画の立案から実行までを一貫して学生が行う運営は,普段の研究活動とは異なるタスク管理能力やコミュニケーション能力を必要とするため,学生が社会で活躍するための実践的なスキルを習得する場になります.我々学生は「学都仙台」と称される宮城県仙台市の中心に位置し,豊かな自然に囲まれた青葉山キャンパスを拠点としています.この学術と自然が調和した恵まれた環境を糧に,専門分野の研究はもとより,組織運営という側面からも日々研鑽に励んでいます.

1.2 ‌コロナ禍に伴う活動停滞と脱却

 2019年に新型コロナウイルス感染症が流行し,2020年に緊急事態宣言が宣告されると,対面での大規模交流を主軸としたアクティビティは制限を余儀なくされました.IEICE東北大学SBの活動も例外ではなく,それまで恒例行事として定着していたAIコンペティションや企業見学,学会開催に合わせた学生間交流などは,相次いでオンライン開催への移行や中止を迫られました.学生同士の物理的な距離が離れた結果として,徐々に活動規模は縮小し,2022年から2024年にかけての3年間,当SBは活動停止状態に陥りました.

 しかし,2025年9月に岡山大学で開催されたソサイエティ大会において,IEICE中国支部学生会と協力して「学生連合会」を共催したことが転換点となりました.この活動を皮切りに運営活動は再び活発化し,2025年12月にはIEEE北海道大学SB主催の下,北海道大学においてIEEE SBとIEICE SBの合同ワークショップの開催が実現しました.本稿では,この合同ワークショップの活動報告をお届けするとともに,異なる学会のSB同士が手を取り合い,意見を融合させることの意義と可能性を提示します.

2.合同ワークショップ

2.1 ‌開催の経緯

 本イベントは,既存の「学会」という組織の枠組みを超え,次世代を担う学生たちがより自由で多角的な交流を行える場を創出したいという想いから実現しました.その発端は2025年9月に開催したSBLTW(Student Branch Leadership Training Workshop)にあります.当初,本イベントは東北大学を含む複数大学のIEEE SBが中心となって構想していた交流イベントでした.この企画に対し,IEICE東北大学SB会長の筆者が2024年度にIEEE東北大学SBのSecretaryを務めていた経験を生かして同支部に働きかけを行うことで,両学会による合同ワークショップへという,より広範なプラットフォームへと発展を遂げました.

 開催準備にあたり,10月から北海道大学IEEE SB Chair主導の下,複数回にわたるオンライン会議を重ねました.限られた時間の中,会議では企画推敲や会場設営,工程管理等の徹底した議論が行われました.特に,参加した全ての大学のSBが主体的にアイデアを出し合うことで,イベント開催前から組織の枠を超えた協力体制を構築できました.


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