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Malathi VEERARAGHAVAN 山中直明(訳)
政府→大学→産業:政策的人材育成が将来の経済発展への道
政府→大学→産業:政策的人材育成が将来の経済発展への道
アナログ的なアプローチによるディジタル時代のシステム最適化への挑戦
光技術により電波の発生・検波を行うマイクロ波・ミリ波フォトニクス技術は,通信の分野ではシステム構築の柔軟性や簡素化など,計測の分野では広帯域性や低じょう乱性などの利点があり,現在,国内外で活発に研究開発が進められている.次世代移動通信システムにおいて,ネットワーク接続された多数の基地局から成る構成が検討されており,光ファイバ通信と無線通信の更なる融合が期待されている.本稿ではこのような光と無線の融合領域の開発の方向性を議論し,マイクロ波・ミリ波フォトニクス技術の動向を紹介する.
邪魔にならない小形の電磁界センサができる
モバイル社会の進展に伴い,通信をはじめとする様々な分野で電磁波が利用されるようになった.このような状況を反映し,電界や磁界の状態を正しく計測する手法が求められている.電磁界計測の手法は様々であるが,光技術を利用した計測法が20世紀後半に提案されて以来,現代においても多彩なアプローチで研究・実用化がなされている.本稿では,光技術を利用した電磁界計測のエッセンスを解説するとともに,我々のグループにおける本計測法の応用例を紹介する.
インド人ポスドクの日本体験談