カテゴリー: 会誌105号_Vol.4
小特集 極限環境の計測を支える回路とシステム技術 1. 民間宇宙ロケット用アビオニクス機器に対する諸要求と実現 Design Requirements and Implementation of Avionics System on Commercial Space Launch Vehicles
小特集 極限環境の計測を支える回路とシステム技術
1. 民間宇宙ロケット用アビオニクス機器に対する諸要求と実現
Design Requirements and Implementation of Avionics System on Commercial Space Launch Vehicles
森岡澄夫 稲川貴大
身近にある電子情報通信技術が切り開く宇宙開発の新時代
民間主導の宇宙開発が世界で活発化しており,ロケットも純民間での開発・運用が現実に行われるようになってきた.民間ロケットは高い安全性を持ちつつも低コストでなければならない.従来,飛行を制御するために搭載されるアビオニクス(計算機系)が,少量生産の特殊部品を使うことからコスト高騰の主原因となっていた.しかし自動車産業や医療産業などで計算機利用が進み,高性能・高信頼・低コストな電子部品が大量生産されるようになり,その多くは宇宙飛行環境でも利用できる.そのような社会状況変化により初めて,商業ベースに乗る民間ロケットが実現可能となった.
小特集 極限環境の計測を支える回路とシステム技術 2. ガラス球構成フリーフォール型水中無人探査機を用いた海洋環境計測 Ocean Environmental Measurement of Deep Sea Using a Glass Sphere for Free-fall Exploration System
小特集 極限環境の計測を支える回路とシステム技術
2. ガラス球構成フリーフォール型水中無人探査機を用いた海洋環境計測
Ocean Environmental Measurement of Deep Sea Using a Glass Sphere for Free-fall Exploration System
小池義和 ラジャゴパラン ウママヘスワリ 二井信行 長澤純人
ガラス球で海洋環境観測,海洋マイクロプラスチック検出へ
海洋環境計測において,低コストで簡便な運用が期待されているガラス球を用いたフリーフォール型の海中無人探査機型観測機について紹介する.筆者の一人が関わった江戸っ子1号プロジェクトに関連し,ガラス球内部に市販センサを設置した8,000m以上での超深海の海洋観測について述べる.更に,海洋の大きな問題となっているマイクロプラスチックの観測について,透明なガラス球の特徴を生かした光学的計測手法を紹介し,更に,MEMS技術を取り入れた取組みについて紹介する.
小特集 極限環境の計測を支える回路とシステム技術 2. ガラス球構成フリーフォール型水中無人探査機を用いた海洋環境計測 Ocean Environmental Measurement of Deep Sea Using a Glass Sphere for Free-fall Exploration System
小特集 極限環境の計測を支える回路とシステム技術
2. ガラス球構成フリーフォール型水中無人探査機を用いた海洋環境計測
Ocean Environmental Measurement of Deep Sea Using a Glass Sphere for Free-fall Exploration System
小池義和 ラジャゴパラン ウママヘスワリ 二井信行 長澤純人
ガラス球で海洋環境観測,海洋マイクロプラスチック検出へ
海洋環境計測において,低コストで簡便な運用が期待されているガラス球を用いたフリーフォール型の海中無人探査機型観測機について紹介する.筆者の一人が関わった江戸っ子1号プロジェクトに関連し,ガラス球内部に市販センサを設置した8,000m以上での超深海の海洋観測について述べる.更に,海洋の大きな問題となっているマイクロプラスチックの観測について,透明なガラス球の特徴を生かした光学的計測手法を紹介し,更に,MEMS技術を取り入れた取組みについて紹介する.
小特集 極限環境の計測を支える回路とシステム技術 小特集編集にあたって Editorial Preface
小特集 極限環境の計測を支える回路とシステム技術
小特集編集にあたって
Editorial Preface
編集チームリーダー 中村洋平
小特集 極限環境の計測を支える回路とシステム技術 1. 民間宇宙ロケット用アビオニクス機器に対する諸要求と実現 Design Requirements and Implementation of Avionics System on Commercial Space Launch Vehicles
小特集 極限環境の計測を支える回路とシステム技術
1. 民間宇宙ロケット用アビオニクス機器に対する諸要求と実現
Design Requirements and Implementation of Avionics System on Commercial Space Launch Vehicles
森岡澄夫 稲川貴大
身近にある電子情報通信技術が切り開く宇宙開発の新時代
民間主導の宇宙開発が世界で活発化しており,ロケットも純民間での開発・運用が現実に行われるようになってきた.民間ロケットは高い安全性を持ちつつも低コストでなければならない.従来,飛行を制御するために搭載されるアビオニクス(計算機系)が,少量生産の特殊部品を使うことからコスト高騰の主原因となっていた.しかし自動車産業や医療産業などで計算機利用が進み,高性能・高信頼・低コストな電子部品が大量生産されるようになり,その多くは宇宙飛行環境でも利用できる.そのような社会状況変化により初めて,商業ベースに乗る民間ロケットが実現可能となった.