pp1371 (Free)
岡本英二
移動通信システムは小セル化による大容量化を続けている.一方,少子高齢化の進む日本において,労働力を確保することが重要になりつつある.本稿では,この二つの事象がつながるような,超スマート社会における人間形ロボットの活用についての考察を行う.移動通信システムの発展形態を説明し,将来の基地局がロボットになることを述べる.そしてそのロボットを人間のモバイルセルフエージェントとしても機能させ人の様々な分身活動を行うことにより,労働力の向上を実現することが可能であることを,同時会議システムの例を示しながら説明する.