小特集 実用化が迫る空間伝送方式ワイヤレス電力伝送システムの進展と展望   920MHz帯WPTの標準化と技術動向 The Current Regulatory and Technological Status of 920MHz Band WPT

小特集 実用化が迫る空間伝送方式ワイヤレス電力伝送システムの進展と展望
 
920MHz帯WPTの標準化と技術動向
The Current Regulatory and Technological Status of 920MHz Band WPT

p.1122
小舘直人 田中勇気

2022年5月の電波法関連省令改正に伴い,空間伝送方式ワイヤレス給電(Wireless Power Transmission/Transfer,以下WPT)が利用可能となった.中でも920MHz帯WPTは送電出力が比較的に小さいことから人が行き交う環境でも利用でき,既に様々な環境への応用が展開されている.本稿では920MHz帯WPTの技術的特徴について述べ,その応用例と効果,更なる高度化に向けた要素技術について説明する.加えて,電波法及び運用に関するルールについて整理し,国内・国外における標準化動向についても触れる.

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