特集1-2 スパースモデリングの歴史と基本技術 Basic Technology for Sparse Modeling with Some Historical View

pp376
庄野 逸

少ない因子でビッグデータの本質を表す
 スパースモデリングは,データの背後に潜む構造を少数の因子を用いて表現する手法である.本稿では,問題の定式化を行った後,この問題を解くための幾つかの手法の概略を述べるとともに,その手法の立ち位置の説明を行う.その上でOlshausen & Fieldが視覚の学習モデルとして提案した手法と,その発展形であるK-SVD法の説明を行う.