岡田知久 山本 憲 伏見育崇 山本貴之 富樫かおり
MRI 撮像時間を短縮し患者負担軽減や画像化性能向上が可能に
圧縮センシングをコア技術とするスパースモデリング(SpM)により,MRI撮像時間を短縮させて患者の負担を低減する臨床的意義は大きい.更に空間的・時間的分解能を向上させて,非侵襲的に構造や機能を可視化できる可能性が広がる.脳血管・冠動脈画像のSpM撮像・再構成の経験とともに,多様なコントラスト画像が短時間で収集可能となることにより,今後期待される新たな画像診断技術の展望を解説する.