赤澤 淳 吉田正樹
機能的最小単位である運動単位の立場から
長い時間スポーツをしてよく筋肉を使うと疲れを感じる.この筋疲労はスポーツのパフォーマンスに影響を与えるために,定量的評価を行いプレースタイルの改善に反映されることが望まれている.表面筋電図を用いた筋疲労評価方法は幾つかあるが,何を基準に評価方法を選べばよいか悩むことが多い.本稿では,幾つかある表面筋電図の評価方法の特徴,そして見落とされがちな問題点について解説する.
機能的最小単位である運動単位の立場から
長い時間スポーツをしてよく筋肉を使うと疲れを感じる.この筋疲労はスポーツのパフォーマンスに影響を与えるために,定量的評価を行いプレースタイルの改善に反映されることが望まれている.表面筋電図を用いた筋疲労評価方法は幾つかあるが,何を基準に評価方法を選べばよいか悩むことが多い.本稿では,幾つかある表面筋電図の評価方法の特徴,そして見落とされがちな問題点について解説する.
動作は筋からの音(振動)で分かるか?
筋活動の計測・評価において,電気的情報の筋電図(EMG)とその応答である機械的情報として筋音図(MMG)がある.MMGは筋線維の収縮で発生したせん断応力を皮膚表面での圧力波として捉えたもので,音響(振動)信号である.それぞれ優位な場面があることから,同時計測が可能な「MMG/EMGハイブリッドセンサ」を開発した.共通の評価指標は振幅とパワースペクトルの基礎統計量で,MMGでは加速度と変位を加えた.動的運動時への応用,特に,回復期リハビリテーション過程における新たな指標として期待された.
生体機能の計測・評価に関する俯瞰
生体機能の計測・評価は,身体の状態を測りそれに応じた対処を可能とするため,リハビリテーションやスポーツへの応用において有用な基礎技術となっている.本小特集では,技術要素としては電子情報通信学会と関連の深いセンシング技術や情報処理技術が用いられている生体機能計測・評価の現状と今後の課題について解説する.ここで,生体機能計測・評価とは,生体機能を観測し,生体機能がどのような状態にあるか,例えば生体機能の疲労やストレスがどの程度の水準にあるか,について客観的に見積もることを言う.
言葉の科学に不可欠な基盤
安心・安全な自動運転社会を目指して
ICTで機械の故障診断・予知をサポート
移動通信ネットワークにより広がるドローンの適用可能性
トップ対談により浮き彫りにされる課題,そして連携への期待